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【見仏入門】No.36 上野・東京国立博物館(トーハク)/旧中川寺・毘沙門天立像、浄瑠璃寺・広目天像など

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今回は東京上野にある東京国立博物館(略称:東博・トーハクについてご紹介していきたいと思います。

東京国立博物館は国内最大の規模を誇る博物館です。館内には委託された作品を含め、国宝、重要文化財含む約11~12万点の作品が所蔵されており、特別展などでは全国や、海外からも随時たくさんの芸術作品が集められ展示されます。

国内の有名な文化財や美術品の展覧会などで、注目の展覧会が数多く開催されます。子どもや大人も楽しめるイベントなども数多く行われており、特別展以外でもいろいろな楽しみ方が出来ます。

最新の仏像展のスケジュール
目次
  1. 東京国立博物館へのアクセス
  2. 東京国立博物館の歴史
  3. 東京国立博物館内の主な建物の紹介
  4. 今までの特別展と入場者数
  5. 新指定国宝・重要文化財展
  6. 本館常設展の仏像
  7. 東京国立博物館への訪問は会員制度(メンバーズプレミアムパス・友の会)がお得!
  8. 仏像展のスケジュールをチェック!
  9. さいごに
  10. 東京国立博物館の利用料金、時間、電話など

東京国立博物館へのアクセス

東京国立博物館は上野の森(恩寵〈おんちょう〉公園広場)の北端にあり、公園に面して建っています。上野公園内にはさまざまな美術館や博物館、それになんといっても上野動物園があります。

東京国立博物館へは、JR上野駅の公園口改札を出て公園内を10分ほど歩いたところにあります。公園広場には、南端に有名な西郷さんの銅像、北端がこの国立博物館です。そしてJR上野駅の公園出口近くには建造物として世界遺産登録された国立西洋美術館があり、ロダンの彫刻などフランス美術コレクション(松方コレクション)を中心に西洋美術専門の作品が展示されています。

パンダなどで子供たちに人気の上野動物園が公園の西側にあり、東側には恐竜の化石など自然科学などが学べる国立科学博物館があります。またその他にも、東京都美術館上野の森美術館などの文化施設が集中しています。このあたりだけでいくらでも時間を過ごすことができてしまいます。

でもなんと言っても建物の規模も大きく、国宝級の宝物をたくさん所蔵し、年に何回も大きな国宝などの展示会が行われているこの国立博物館が一番輝いているように思えてしまいます。主催は国立西洋美術館などでも、規模が大きくなるとこちらの東京国立博物館で西洋絵画の展示会を行う場合もあります。

東京国立博物館の歴史

国立博物館は東京(上野)、京都、奈良、九州(大宰府)の4箇所あります。その中で最初に設立されたのが東京国立博物館なのですが、そのきっかけは明治5年(1872)3月に東京湯島で開催された「博覧会」でした。この博覧会は1873年開催のウィーン万国博覧会へ日本から持っていく展示品を紹介するものでした。展示品の中には名古屋城の金の鯱(しゃちほこ)があり、これがとても人気で、短い期間にもかかわらず約15万人も見物に訪れたといわれています。

ここの博覧会の主催が文部省だったことから当時はこの博物館は文部省博物館という名前であり、これが東京国立博物館へ発展して行きます。上野の公園内(上野寛永寺の本房跡地)に博物館(レンガ造り総二階建て)が建設されたのは、この9年後の1881年でした。翌年の1882年に博物館として正式に上野公園内で始まったのですが、このとき現在の上野動物園も同時にオープンしました。この博物館の目的は「日本と東洋の文化財の収集、補間、展示、研究などをする」ということでした。今の東京国立博物館本館は1923年におきた関東大震災で建物が壊れたため、1938年に鉄筋コンクリート造りで建設されたもので、現在国の重要文化財に指定されています。

建物の名前は「文部省博物館」、「博物館」(所管は内務省、農商務省、宮内庁など)となり、1889年に「帝国博物館」(この時に奈良・京都にも帝国博物館を建設することが決まった)となりました。 そして、1900年に「帝室博物館」となり、新たな現在の本館ができた1938年の後の1947年(昭和22年)に現在の東京国立博物館に名称が変わっています。

東京国立博物館内の主な建物の紹介

仏像はおもに「本館」「東洋館」「法隆寺宝物館」で見ることが出来ます。

これらの場所では定期的になにかしらの展示物の入れ替えをしています。展示されている仏像も期間で入れ替え展示しているのでよく調べてお出かけください。ただ、これも行くたびに新しい発見ができますので、何度も足を運ぶのがおすすめです。また、特別展の展示は「平成館」または「本館」で開催されますが、規模やなどでも別な展示室などが使われる場合もあります。

2017年11月時点での保管されている文化財の数は、国宝89件、重文640件あり、その他に寄託品の国宝が55件、重要文化財が258件もあります。

現在東京国立博物館の内部にある建物の主なものには次のような建物があります。

本館:1938年(昭和13年)開館 【重文】

本館は正門入口を入って正面にあります。規模の小さな特別展はこの本館で開催されることもあります。設計は公募で、渡辺仁氏の案が採用され、日本式木造建築の姿をコンクリートに置き換えた和洋折衷の形となっています。屋根は和式の瓦が使われています。

展示室は1・2階合わせて26室あり、日本の美術(仏教、茶、能・歌舞伎、武士装具、絵画、彫刻、工芸、漆工、陶磁器、アイヌ・琉球、歴史資料など)がテーマやジャンルに分かれて展示されています。実はこの本館は2代目です。初代は1881(明治14)年にイギリスの建築家ジョサイア・コンドル氏が設計した赤レンガ造の建物でしたが、1923年の関東大震災で被害を受け、新しく設計し再建されたものです。

本館の正面入り口から入ってすぐ右側の部屋が仏像をメインにした展示室になっています。 展示内容は主に国立博物館が所蔵している仏像や、全国各地のお寺から寄託された仏像が中心に展示されています。全国各地の仏像をこの1箇所で見れるというのはとても贅沢な気持ちになります。しかも数ヶ月に1度展示が替わるので何度来てもあきることがありません!

この常設展の魅力はそれだけではありません。なんとこの常設展の仏像は写真撮影ができるのです。以前は 奈良国立博物館も所蔵している仏像は写真撮影が出来ましたが現在では出来なくなってしまい写真撮影ができる博物館はこの上野東京国立博物館だけになってしまいました。ただし写真撮影ができるのは国立博物館が所蔵している仏像だけになりますので注意が必要です。

法隆寺宝物館:1964年(昭和39年)開館、現在の建物は1999年に新規開館

正門入って左へ進んだ、少し奥まった場所(左手隅)にあります。ちょっと分かりづらい場所にあるので、慣れていない人はついつい見逃してしまいます。現在の建物は、東洋館を設計した谷口吉郎の子の谷口吉生氏の設計によります。

展示品は1878年に奈良・法隆寺より皇室に献上された300点余りの宝物「法隆寺献納宝物」を中心に保管展示されています。 これらは正倉院の宝物は8世紀が中心であるのに対し、こちらはそれよりも古く7世紀(日本に初めて仏像が伝わったころ)の宝物が多くなっています。小さな金銅仏(銅製に金メッキ)をたくさん見ることができます。宝物館の金銅仏は、ひとつひとつ独立したケースに納められているので、背中部分のつくりもじっくり観察することができます。

東洋館:1968年(昭和43年)開館

正門から入って右手の建物です。設計は、金沢市出身の建築家 谷口吉郎氏によります。

中国、朝鮮半島、東南アジア、インド、エジプトなどの美術品を展示しています。

インドやパキスタンで初めて仏像がつくられた時代のものから、仏教の広がりとともにシルクロードを通り、中国、朝鮮でつくられた仏像たちを見ることが出来ます。日本の仏像の源流を知るうえでも、仏像ファンはぜひとも訪れていただきたいと思います。

平成館:1999年(平成11年)開館

皇太子(平成の次の天皇)のご成婚を記念してつくられました。平成館は本館の左手奥のほうにあります

1階は考古資料展示室で、縄文時代、弥生時代、古墳時代などの土偶や埴輪などが時代に合わせて展示され、歴史をたどることができます。また企画展示室なども行われています。さらに、大講堂などがあり各種講演会も行われます。

2階は特別展の会場となっています。現在多くの特別展がここで行われます。

表慶館:1909年(明治42年)開館 【重文】

大正天皇のご成婚を記念して建てられました。本館に向かって左手の建物です。設計は初代本館を設計したジョサイア・コンドル氏の弟子で宮廷建築家の片山東熊氏です。

現在は企画展などに利用されています。その他、日本近代洋画の父と言われる画家・黒田清輝の記念館「黒田記念館」(岡田信一郎設計)も法隆寺宝物館の更に左側の一番奥にあります。

今までの特別展と入場者数

今までに行われてきた特別展示会の入場者数が多かった主なものを下記します。

・1958年 ファン ゴッホ展 50万人

・1959年 フランス展 53万人

・1961年 ルーヴルを中心とするフランス美術展 72万人 (国立西洋美術館との共催)

・1963年 エジプト美術5000年展 63万人

・1965年 ツタンカーメン展、129万人

(東京、京都、福岡の国立博物館で述べ295万人は日本の総入場者数1位)

・1966年 ヨーヨッパ名画展 51万人

・1974年 モナ・リザ展 151万人

・1972年 創立100周年「東京国立博物館所蔵名品展」、

・1978年 古代エジプト展 59万人

・1990年 日本国宝展 77万人

・1992年 創立120周年特別展「日本と東洋の美」

・2000年 エジプト文明展 62万人

・2010年 国宝阿修羅展 94万人

・.2010年 皇室の名宝展 44万人

・2017年 運慶展 60万人

運慶展などは記憶に新しいところですが、それ以前にもその倍以上の入場者数を記録した展覧会もありました。多い時の休日には、入場希望者の列が上野公園の南端の方までジグザグに続き、博物館のまわりを1周して内部に入っても人の波などということもありました。

人気の特別展は休日にはかなり混みますので平日などがおすすめです。また常設展はかなりゆっくり拝観できますのでじっくり仏像を見たいときはこちらの常設展に何度か足を運んでください。行く度に別な展示がされていますので新たな発見も期待できます。

新指定国宝・重要文化財展

毎年春に新たに指定された国宝や重要文化財の美術工芸品を紹介する展示会(本館展示室)が行われます。ただし、仏像などは運搬の問題もあり写真のみの展示となる物もあります。

平成29年(2017)指定の仏像

 銅造釈迦如来倚像(東京・深大寺)【国宝】

 ・木造維摩居士坐(法華寺)【重文】

 ・木造大日如来坐像(天野山金剛寺)【重文】

 ・木造不動降三世明王坐像(天野山金剛寺)【重文】

 ・木造千手観音坐像(お薬師様文化財保存会)【重文】

 ・木造不動明王立像(恵明寺)【重文】

 ・木造阿弥陀如来及両脇侍坐像(廬山寺)【重文】

 ・木造神像11躯(南宮神社)【重文】

 ・木造随身立像4躯【重文】

 ・木造蔵王権現立像(三佛寺)【重文】

平成30年(2018)指定の仏像

 ・木造千手観音立像(蓮華王院本堂安置(京都・妙法院・三十三間堂)【国宝】

  三十三間堂に安置されている1001体の千手観音像が重文から国宝に指定替えされた。

 ・木造四天王立像(奈良・興福寺)【国宝】

 ・重要文化財指定仏像 16点(33躯)

本館常設展の仏像

常設展の仏像のうち特に有名な仏像をピックアップしてご紹介します。

[aside type=”warning”]常設展の内容は不定期に変更となります。常に展示されているワケではないのでご注意ください![/aside]

毘沙門天立像(旧中川寺)【重文】(平安時代 1162年)〈像高102.5cm〉

旧中川寺十輪院持仏堂毘沙門天像です。

 

 

平安後期の仏教美術の遺品として時々展示紹介されています。運慶・快慶の前の仏像で、髪型などは慶派の仏師に引き継がれています。

菩薩立像【重文】(鎌倉時代13世紀 木造,金泥塗り・彩色・切金,玉眼)〈像高106.3cm〉

本館 11室 にて時々展示されています。

子嶋寺 十一面観音【重文】(平安時代9世紀 ヒノキ材の一木造 祭式)〈像高2m〉

奈良県高市郡高取町観覚寺(かんがくじ)にある子嶋寺(こじまでら)の元本尊です。

当初は彩色されていた像と思われますが、現在は色はほとんどはげて素地です。長い右手は手のひらを正面に向けて下に下ろしており、左手には花瓶を持っています。柔和な顔立ちで体つきもふっくらした古式の十一面観音像です。

寺伝によれば、この像は奈良の報恩法師の作で桓武天皇の持仏であったと伝わっています。子嶋寺はこの報恩法師の弟子の延鎮(えんちん)の創建で、延鎮はこのあと夢のお告げにより京都東山の音羽の滝に行って清水寺を創建しました。このため、この子嶋寺は清水寺と大変縁が深いのです。

広目天像(浄瑠璃寺)【国宝】(平安時代後期 11世紀後半~12世紀前半 ヒノキの寄木造 漆箔・彩色・截金)〈像高168.8cm〉四天王立像のうちの1体

本館 11室 にて時々展示されています。

京都府木津川市(奈良県との境)にある浄瑠璃寺には九体の阿弥陀如来像吉祥天像などが安置されていますが、現在、国宝の四天王像のうち「広目天像」がここ東京国立博物館に、また「多聞天像」は京都国立博物館に委託されており、残りの「増長天像」「持国天像」の2体が浄瑠璃寺の本堂に安置されています。

文殊菩薩立像(鎌倉時代 金泥塗り・彩色・切金,玉眼)〈像高 43.3cm〉

比較的小型の仏像ですが、仏師善円(1197-1258)の作と見られています。

善円の初期の作には奈良国立博物館の十一面観音立像米国アジア・ソサエティ地蔵菩薩立像などがあり、作風が非常に良く似ています。

神仏習合の神である春日権現不空羂索観音薬師如来地蔵菩薩十一面観音の本地仏に文殊菩薩・若宮を加えた5躯一具の中の1躯である可能性が指摘されています。

十二神将(曹源寺伝来)(鎌倉時代12~13世紀)

神奈川県横須賀市の古刹、曹源寺に安置されてきた十二神将像(12体)です。

作風は躍動感にあふれ、運慶派の作と考えられます。鎌倉時代・建久年間(1190~99)に作られた像で、曹源寺(そうげんじ:神奈川県横須賀市)に伝来した像です。

千手観音立像(三十三間堂)【重文・国宝】(鎌倉時代 慶派、院派、円派による共同制作)

良く知られた京都三十三間堂(蓮華王院本堂)の千手観音立像1001体のうち、493号(院承作)、504号(隆円作)、40号(湛慶作)の3体が東京国立博物館に委託されています。

最後に、法隆寺宝物館と東洋館に展示されている、2つの6世紀~7世ごろの朝鮮三国時代の銅製の菩薩半跏思惟像(ぼさつはんかしいぞう)を紹介します。

法隆寺宝物館の菩薩半跏像【重文】(銅製鍍金 飛鳥又は奈良時代 606年または666年の作)〈像高38.8cm〉

制作年代は台座框の刻銘から「丙寅年に高屋大夫が亡き韓夫人のために発願造立した」とあり、「丙寅年」は推古14年(606)または天智5年(666)の2つの説があるため、このどちらかになります。

また腰がかなり細く、腰から垂れる飾りなどや銘に「韓夫人」とあることから、朝鮮三国時代の仏像との関連が濃いとされています。

上の法隆寺の像と比較されるのが次の東洋館に安置されている菩薩半跏像です。

東洋館の菩薩半跏像【重文】(銅製鍍金 朝鮮三国時代・7世紀の作)〈像高16.3cm〉小倉コレクション保存会寄贈

東洋館5階の第10室に展示されています。この部屋は朝鮮の考古、歴史、美術を展示しています。その中に比較的小型の銅製の仏像が10体あり、これはその中の1体です。

この像は日本の像とはかなり趣が異なり、腰や胴はかなり細く絞られて、平べったい体表現など、韓国の国立中央博物館にある菩薩半跏像に似ています。このため、朝鮮からの請来像ではないかと考えられています。

本体は・台座を含んでほぼ一つの鋳造で造られており、腰部のあたりまで下部は内部が空洞となっていますが、本体上部はムクです。指先は別鋳で造られ、鋲で留められています。法隆寺宝物館にある菩薩半跏像とかなり似通ったところがあります。東博行かれたら是非両者を比較してご覧ください。

東京国立博物館への訪問は会員制度(メンバーズプレミアムパス・友の会)がお得!

毎回展示内容が変わる常設展ですが何度も通うことができる方にはぜひお得な会員制度をの利用をお勧めいたします。

東京国立博物館のメンバーズプレミアムパスを購入すると、常設展は無料で何度も利用することができ、特別展も年4回、友の会の場合は年6回無料で入ることができます。また年4回以上利用されたあとも特別展には団体料金で入ることができます。

こちらに詳しくまとめてありますので賢くオトクに利用しましょう。

 

仏像展のスケジュールをチェック!

直近で開催予定となる仏像展のスケジュールをチェックしましょう。特別展のチケットには常設展の入場料も含まれていますので、時間に余裕をもって特別展だけでなくできれば常設展もゆっくり味わっていただきたいと思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか、今回ご紹介した本館常設展の仏像は不定期で展示が変わりますので常に見れるわけではありません。しかしながら かれこれ10年以上東京国立博物館に通っていますが、毎回展示内容が変わるため毎回新たな発見と驚きを感じています。みなさんもぜひトーハクを訪問して新たな仏像との出会いを楽しんでください!

東京国立博物館の利用料金、時間、電話など

正式名称

東京国立博物館

運営

管理運営 独立行政法人 国立文化財機構

住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9

電話

03-5777-8600

開館時間

・9:30~17:00(入館は16:30まで)毎週金曜、土曜日は21:00まで
・黒田記念館は通年で9:30~17:00(入館は16:30まで)
・資料館は9:30~17:00(月曜日から金曜日).<休館日>月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し翌平日に休館)、年末年始。ゴールデンウィーク期間とお盆期間中は、原則として無休

料金

常設展:一般620(520)円、大学生410(310)円

※( )内は20名以上の団体料金

※特別展の場合は別料金

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