【仏像展覧会スケジュール2019】東京、奈良、京都、大阪など地域別の展覧会まとめ


現在開催中、もうまもなく開催される仏像の展覧会に関する情報をまとめました。

貴重な仏像を一気に見ることができる仏像の展覧会はぜひチェックしたいですね。

このページではこれから開催される展覧会の情報だけでなく、展覧会での仏像の鑑賞のポイントやおすすめの鑑賞方法、マナーなどもご紹介します。

過去の展覧会訪問レポートも参考としてライブラリの保管をしていますので、ご参考いただけた幸いです。

 

【展覧会の訪問の前に】国立博物館の仏像展覧会はメンバーズパスポートをもっていると、とってもお得に入れますのでおすすめです!

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もくじ

展覧会での拝観のおすすめポイント

普段なかなかみることができない仏像に出会える

 

展覧会で仏像をみる楽しみは、なんといっても普段なかなか見ることができない仏像に出会えるというものです。

日本にはたくさんの素晴らしい仏像がありますがいつでも拝観できるお寺はごく限られたお寺でしかありません。ほとんどは普段は非公開や秘仏になっている仏像です。そんな普段見ることができない仏像が展覧会では多く出展されます。そんな仏像たちが一気の集合する機会というのが、展覧会の最高の醍醐味(だいごみ)の1つと言えるでしょう。

キャプションを見よう

仏像の展覧会ならではの楽しみ方もあります。展覧会ではキャプションと呼ばれる展示されている展示品の説明書きが書いてあります。

展覧会を企画した学芸員さんや博物館の担当者の人が一生懸命に研究をして、紹介文をまとめあげています。

専門家の方による説明書きは、たくさんの情報がつめこまれているので読み応えがあります。

ただ個人的にはキャプションの説明書きを読む前に自分が仏像から何を感じるかを感じてもらいたいと思っているので、まずはキャプションを見ないで仏像をながめ、その後にキャプションを確認をします。自分が仏像から感じるものと専門家の人の解説にどのようなギャップがあるのかに気づきを感じながら楽しむことをおすすめします。

照明(ライティング)による変化をみる

お寺で実際に仏像を見たことがあるということが前提になりますが、展覧会では展示品をよりかっこよくきれいに見せるために、その仏像が1番よくみえるよう考えられたライティングがされています。

お寺でお祀りされている仏像は厨子のなかにはいっていて、よく姿が確認できないものも多くありますが、ライティングによって姿がはっきりと見え、またライティングによって普段とは印象ががらりと変わる仏像もあります。

お寺よりも仏像の姿や表情がはっきりと見ることができて、このライティングの変化による仏像の印象の違いを感じることができるのも展覧会ならではです。

仏像の背中をみてみよう

展示されている仏像の中には仏像の後ろ側に回り込んで背中や後ろ姿を確認できる仏像もあります。

本来仏像は正面から拝むものなので、背中をきれいにつくりあげる必要は無いはずなのですが、多くの有名な仏像は背中まできれいに彫られています。

しかしながらお寺では壁際に仏像が祀られていたり、厨子の中に祀られたりしていて背中がどのようになっているかは、なかなか見ることができません。

特に菩薩のなかまである十一面観音菩薩は頭の後ろに暴悪大笑面(ぼうあくだいしょうめん)という笑った顔が一面だけありますが、後頭部にあたる顔の真後ろにあるため、笑った顔はなかなか見ることができません。

 

もし展覧会のなかに十一面観音が出展されていたら背中に回り込んで、この暴悪大笑面を確認してみましょう。

暴悪大笑面の微笑んだ顔とにらめっこしてみたり、背中の美しいラインを眺めてウットリしてみるのもおすすめ!

音声ガイド

大きな仏像の展覧会では音声ガイドがついている場合があります。

受付で300円から500円ぐらい追加して払って、入り口のところで専用の機械を受け取って、からだに装着しながら音声で展示品のガイドを聞くことができます。

特に最近では有名な俳優さん声優さんなどバラエティーに富んだ芸能人たちが、音声ガイドを担当していて、そのガイドの個性が光る音声ガイドは、展覧会のもう一つの楽しみにもなります。

 

音声ガイドの良い所は、誰にでも分かりやすく解説されるようナレーションがされていて、専門的な説明書きであるキャプションよりも、耳なじみがよい解説を聞くことができます。

ただしすべての展示品に対して音声ガイドが流れるわけではないので、注意が必要です。

 

また音声ガイドに引きずられて、仏像よりもガイドに意識がいってしまう場合があるので、展覧会の1周目は自分の目だけで見て、2周目もしくは2回目に訪問をしたときに、音声ガイドを聞くと展覧会で仏像を見る楽しみがより増します。

 

図録やグッズを購入する

展覧会では展覧会の図録やグッズが販売されています。図録は展示品のきれいな写真や詳細な解説がぎっしりと詰め込まれています。人気の展覧会では図録が早々に売り切れてしまう場合も多く、なるべく早く展覧会に行って図録をゲットしたり、通信販売で図録を手に入れたりする人もいます。

また大きな展覧会では展覧会にちなんだ仏像グッズが販売されています。メジャーなところでいうとポストカードやクリアファイルなどがありますが、最近ではペンライトやぷにぷにシール、フィギュアなど、仏像グッズのバリエーションはどんどん進化しています!

展覧会での拝観マナー

鑑賞のマナーとして、写真撮影は禁止です。他のお客さんも鑑賞しているので静かに鑑賞しましょう。

また混雑した際にはお互いに譲り合って多くの人が気持ちよく鑑賞できるよう周り人への配慮をするようにしましょう。

変わったマナーとしては展覧会内でのボールペンを使う事は禁止されている場合が多いです。

展覧会でメモを取りたい方は鉛筆をご自宅から持参してもっていくようにしましょう。(展覧会の入り口で鉛筆を借りれることもあります)

 

【便利!】単眼鏡 & 鉛筆ホルダー「美術鑑賞セット」

Amazonでこんな便利なものが売ってました。単眼鏡鉛筆ホルダー美術鑑賞セット

単眼鏡なのでコンパクト。最大4倍の倍率で仏像の細かい部分まで手に取るようにわかります。仏師の技術の高さ、仏像の表情をしっかりと観察するためにあると便利なアイテムです!

また鉛筆ホルダーもメモをとる際の鉛筆に装着します。手になじみやすく書きやすくなります。また短くなった鉛筆も使いやすくなります。

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さぁ、それでは各地方ごとの展覧会についてご紹介していきます!

※展覧会の画像をクリックすると展覧会のホームページにリンクできます。

2019年関東(東京・神奈川など)の仏像展覧会

2019年3月26日 ~ 2019年6月2日 東京国立博物館 特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」

東寺(教王護国寺)は、平安京遷都に伴って、王城鎮護の官寺として西寺とともに建立されました。唐で新しい仏教である密教を学んで帰国した弘法大師空海は、823年に嵯峨天皇より東寺を賜り、真言密教の根本道場としました。2023年には、真言宗が立教開宗されて1200年の節目を迎えます。
空海のもたらした密教の造形物は、美術品としても極めて高い質を誇り、その多彩さや豊かさはわが国の仏教美術の中で群を抜いています。
本展は、空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介するものです。空海が作り上げた曼荼羅の世界を体感できる講堂安置の21体の仏像からなる立体曼荼羅のうち、史上最多となる国宝11体、重文4体、合計15体が出品されるほか、彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰が一堂に会します。東寺が1200年にわたり、空海の教えとともに守り伝えてきた至宝をご堪能ください。

2019年4月20日~6月23日 三井記念美術館「鎌倉禅林の美 円覚寺の至宝」

円覚寺は、弘安5年(1282)鎌倉幕府第8代執権北条時宗により、中国から招聘した無学祖元を開山として現在の鎌倉市山ノ内に創建されました。そして、鎌倉宋朝禅興隆の基盤を築くとともに、中国との国際的な交流を通して鎌倉独自の宗教、文化、芸術を創造する中心的存在となりました。円覚寺とその一門寺院に伝わる、彫刻、絵画、書跡、工芸品などの優れた作品を多数展示いたします。

 

2019年7月6日~9月1日 三井記念美術館「日本の素朴絵-ゆるい、かわいい、たのしい美術-」

特別展 日本の素朴絵 ―ゆるい、かわいい、たのしい美術―

 

日本では昔から、様々な形式の作品に緩やかなタッチでおおらかに描かれた絵が残っています。それらはなんとも不思議な味わいを持っており、見る人を虜にします。本展覧会では、ゆるく味わいのある表現で描かれたこのような絵画を「素朴絵」と表現し、様々な時代・形式の素朴 絵を紹介することで、新しい美術の楽しみ方をご提供します。また、彫刻にも素朴なものがあり、その一端をご覧いただきます。

2019年7月25日~8月25日 根津美術館企画展「優しいほとけ・怖いほとけ」

優しく導く如来や菩薩、厳しく戒める明王や天。さまざまな救済のすがたを、鎌倉~江戸時代の木彫と絵画を中心にご覧いただきます。

2019年名古屋の展覧会の仏像展覧会

2019年関西(京都・大阪・奈良・和歌山など)の仏像展覧会

2019年4月13日~6月9日 京都国立博物館特別展「時宗二祖上人七百年御遠忌記念 国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」

踊り念仏で知られる時宗は、宗祖一遍(1239~89)が鎌倉時代に開いた宗派です。一遍は念仏をとなえることで誰もが往生をとげられると説き、全国を行脚(遊行)して、念仏札を配り(賦算)、布教につとめました。この時宗を教団として整備し、大きく発展させたのが二祖の真教(1237~1319)でした。2019年に真教の七百年遠忌を迎えるのを記念して、時宗の名宝を一堂に会する展覧会を開催いたします。
本展では、全国各地を遍歴した一遍の生涯を描いた国宝「一遍聖絵」(清浄光寺(遊行寺)蔵)をはじめ、真教の足跡もつづられた「遊行上人縁起絵」、一遍や真教ら歴代祖師の肖像画や肖像彫刻など、時宗の名宝の全貌をご紹介いたします。なかでも、日本を代表する絵巻であり、中世の歴史を語る上でも重要な作品である「一遍聖絵」については、12巻全巻を公開します。
また、展覧会の事前調査によって発見された作品など、新たな研究成果もあわせてご覧いただきます。

2019年4月13日~6月9日 奈良国立博物館特別展「国宝の殿堂 藤田美術館展」

大阪市の中心部にある藤田美術館は、国宝9件、重要文化財53件を含む世界屈指の日本・東洋美術のコレクションを所蔵する美術館です。明治期に活躍した実業家・藤田傳三郎(ふじたでんざぶろう)(1841~1912)とその息子平太郎、徳次郎の二代3人によって収集された美術工芸品を公開するため、昭和29年(1954)に開館しました。
約2千点におよぶコレクションは、茶道具、水墨画、墨蹟、能装束、絵巻、仏像、仏画、経典、仏教工芸、考古資料など多岐にわたり、その中には奈良にゆかりのある仏教美術が数多く含まれています。このたびの展覧会は、2022年春に予定されるリニューアルオープンの準備に向けて現在休館している藤田美術館の名品を奈良国立博物館新館の全展示室を使用して紹介するかつてない規模の展示となります。
世界に三碗しか存在しないと言われる国宝「曜変天目茶碗」をはじめ「玄奘三蔵絵」「両部大経感得図」「仏功徳蒔絵経箱」などの仏教美術を中心に、館外初公開を含む多彩なコレクションを紹介します。
膨大な私財を投じて、近代以降散逸の危機にあった文化財を収集し、国宝の殿堂と呼ぶにふさわしいコレクションを築いた藤田傳三郎らの功績にも光を当てていきます。

2019年10月12日~11月24日 大津市歴史博物館企画展「大津南部の仏像-旧栗太郡の神仏-」

大津市の瀬田川から東の地域は、かつて栗太郡と呼ばれていました。その栗太郡は現在の草津市や栗東市、守山市の一部も含んでいます。この地域には田上山や金勝山など著名な霊峰があり、古代から仏教・神道の信仰が厚く、今なお多くの文化財が現存しています。本展では、大津市南部周辺に伝わる仏像や仏画などを紹介します。

2019年九州の仏像展覧会

2019年4月23日~6月16日 九州国立博物館特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」

 

大報恩寺は、平安京大内裏のすぐ北西に所在しました。そのほど近く、北野天満宮の西側には、創建が7世紀にさかのぼる古代寺院があったといい、平安遷都後はこの寺が桓武天皇ゆかりの寺として整備されるなど、古くから開かれた土地であったことが知られます。伝来は不明ですが、大報恩寺には平安時代前期に遡る千手観音菩薩立像が伝えられています。
このほかにも大報恩寺には、今は失われてしまった北野経王堂ゆかりの名宝も数多くのこされています。北野経王堂は足利義満によって建てられた仏堂で、室町将軍家があつい信仰を寄せました。五千帖を超す「北野経王堂一切経」や「傅大士坐像および二童子立像」は、北野社境内に位置し、経王堂管理下にあった輪蔵ゆかりの品です。こうした大報恩寺に伝来する数々の名宝を通して、この地で積み重ねられてきた歴史をうかがい知ることができます。ここでは、大報恩寺とともに、大報恩寺がその運営に密接に関与した北野経王堂の歴史を紐解きます。

その他の地方の展覧会

 

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ここまで紹介してきた仏像展覧会の楽しみ方をつかって、一緒に運慶展を味わってみましょう!

 

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