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【仏像展覧会スケジュール2024】東京、奈良、京都、大阪など地域別の展覧会まとめ

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2024年開催される仏像の展覧会に関する情報をまとめました!

貴重な仏像を一気に見ることができる仏像の展覧会はまたとないチャンス!見逃さないようぜひチェックしたいですね。

感染症が広がっている昨今では展覧会が急遽中止したり、開催延期など状況が変化しやすい状況です。

最終的には展覧会ホームページを確認いただくなどご自身でもチェックのうえ訪問いただけますと幸いです。

さぁ、それでは各地方ごとの展覧会についてご紹介していきます!

※展覧会の画像をクリックすると展覧会のホームページにリンクできます。

2024年関東(東京・神奈川など)の仏像展覧会

高島屋史料館TOKYO「陶の仏-近代常滑の陶彫-」(~2月25日)

 

常滑焼の伝統技法と西洋彫刻が融合した「陶彫」の歴史を紹介。平安時代末期から続く常滑焼の進化と、内藤鶴嶺や寺内半月らの作品、柴山清風の仏像作品に焦点を当てます。また、大阪万博に出展された陶製ベンチの展示もあります。

東京国立博物館特別展「中尊寺金色堂」(1月23日~4月14日)

中尊寺金色堂建立900年を記念し、国宝の仏像11体や金銅迦陵頻伽文華鬘などの工芸品を展示。8KCG技術を用いて金色堂を原寸大で再現し、平泉の文化遺産の粋を紹介します。

東京国立博物館特別展「法然と極楽浄土」(4月16日~6月9日)

浄土宗開宗850年を記念し、法然とその教え、及び浄土宗の歴史に関する展示。国宝、重要文化財などを通じて、法然の教えの発展と影響をたどります。

東京国立博物館創建1200年記念特別展「神護寺-空海と真言密教のはじまり-」(7月17日~9月8日)

 

空海と真言密教の起源を探る展覧会。国宝「薬師如来立像」や「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」など、1200年以上も門外不出であった寺宝が公開されます。

三井記念美術館特別展「魂を込めた 円空仏-飛騨・千光寺を中心にして-」(2025年2月1日~3月30日)

 

江戸時代前期の仏師円空が飛騨で制作した独特の神仏像を展示。木肌とノミ痕を活かした彫刻スタイルで、飛騨の自然環境との関連性も探ります。

2024年名古屋周辺の展覧会の仏像展覧会

 

2024年関西(京都・大阪・奈良・和歌山など)の仏像展覧会

京都国立博物館特別展「法然と極楽浄土」(10月8日~12月1日)

浄土宗の祖・法然の教えと影響を探るこの展覧会は、2024年に浄土宗開宗850年を迎えるにあたり開催されます。法然(1133~1212)は、平安末期から鎌倉初期にかけて、「南無阿弥陀仏」と唱えることで救済を説いたことで知られています。本展では、法然による開宗から弟子たちによる教義の確立、徳川将軍家の帰依に至るまでの歴史を、国宝や重要文化財を含む貴重な資料を通じて紹介します。

2024年九州・四国の仏像展覧会

 

その他の地方の展覧会

山口県立美術館・MIHO MUSEUM「奈良大和路のみほとけ-令和古寺巡礼-」開催期間: 山口県立美術館(4月12日~6月9日)、MIHO MUSEUM(7月6日~9月1日)

ここからは展覧会の情報だけでなく、展覧会での仏像の鑑賞のポイントやおすすめの鑑賞方法、マナーなどもご紹介します!

 

https://butsuzolink.com/category/exhibition/

展覧会での拝観のおすすめポイント

普段なかなかみることができない仏像に出会える

 

展覧会で仏像をみる楽しみは、なんといっても普段なかなか見ることができない仏像に出会えるというものです。

日本にはたくさんの素晴らしい仏像がありますがいつでも拝観できるお寺はごく限られたお寺でしかありません。ほとんどは普段は非公開や秘仏になっている仏像です。そんな普段見ることができない仏像が展覧会では多く出展されます。そんな仏像たちが一気の集合する機会というのが、展覧会の最高の醍醐味(だいごみ)の1つと言えるでしょう。

キャプションを見よう

仏像の展覧会ならではの楽しみ方もあります。展覧会ではキャプションと呼ばれる展示されている展示品の説明書きが書いてあります。

展覧会を企画した学芸員さんや博物館の担当者の人が一生懸命に研究をして、紹介文をまとめあげています。

専門家の方による説明書きは、たくさんの情報がつめこまれているので読み応えがあります。

ただ個人的にはキャプションの説明書きを読む前に自分が仏像から何を感じるかを感じてもらいたいと思っているので、まずはキャプションを見ないで仏像をながめ、その後にキャプションを確認をします。自分が仏像から感じるものと専門家の人の解説にどのようなギャップがあるのかに気づきを感じながら楽しむことをおすすめします。

照明(ライティング)による変化をみる

お寺で実際に仏像を見たことがあるということが前提になりますが、展覧会では展示品をよりかっこよくきれいに見せるために、その仏像が1番よくみえるよう考えられたライティングがされています。

お寺でお祀りされている仏像は厨子のなかにはいっていて、よく姿が確認できないものも多くありますが、ライティングによって姿がはっきりと見え、またライティングによって普段とは印象ががらりと変わる仏像もあります。

お寺よりも仏像の姿や表情がはっきりと見ることができて、このライティングの変化による仏像の印象の違いを感じることができるのも展覧会ならではです。

仏像の背中をみてみよう

展示されている仏像の中には仏像の後ろ側に回り込んで背中や後ろ姿を確認できる仏像もあります。

本来仏像は正面から拝むものなので、背中をきれいにつくりあげる必要は無いはずなのですが、多くの有名な仏像は背中まできれいに彫られています。

しかしながらお寺では壁際に仏像が祀られていたり、厨子の中に祀られたりしていて背中がどのようになっているかは、なかなか見ることができません。

特に菩薩のなかまである十一面観音菩薩は頭の後ろに暴悪大笑面(ぼうあくだいしょうめん)という笑った顔が一面だけありますが、後頭部にあたる顔の真後ろにあるため、笑った顔はなかなか見ることができません。

 

もし展覧会のなかに十一面観音が出展されていたら背中に回り込んで、この暴悪大笑面を確認してみましょう。

暴悪大笑面の微笑んだ顔とにらめっこしてみたり、背中の美しいラインを眺めてウットリしてみるのもおすすめ!

音声ガイド

大きな仏像の展覧会では音声ガイドがついている場合があります。

受付で300円から500円ぐらい追加して払って、入り口のところで専用の機械を受け取って、からだに装着しながら音声で展示品のガイドを聞くことができます。

特に最近では有名な俳優さん声優さんなどバラエティーに富んだ芸能人たちが、音声ガイドを担当していて、そのガイドの個性が光る音声ガイドは、展覧会のもう一つの楽しみにもなります。

 

音声ガイドの良い所は、誰にでも分かりやすく解説されるようナレーションがされていて、専門的な説明書きであるキャプションよりも、耳なじみがよい解説を聞くことができます。

ただしすべての展示品に対して音声ガイドが流れるわけではないので、注意が必要です。

 

また音声ガイドに引きずられて、仏像よりもガイドに意識がいってしまう場合があるので、展覧会の1周目は自分の目だけで見て、2周目もしくは2回目に訪問をしたときに、音声ガイドを聞くと展覧会で仏像を見る楽しみがより増します。

 

図録やグッズを購入する

展覧会では展覧会の図録やグッズが販売されています。図録は展示品のきれいな写真や詳細な解説がぎっしりと詰め込まれています。人気の展覧会では図録が早々に売り切れてしまう場合も多く、なるべく早く展覧会に行って図録をゲットしたり、通信販売で図録を手に入れたりする人もいます。

また大きな展覧会では展覧会にちなんだ仏像グッズが販売されています。メジャーなところでいうとポストカードやクリアファイルなどがありますが、最近ではペンライトやぷにぷにシール、フィギュアなど、仏像グッズのバリエーションはどんどん進化しています!

展覧会での拝観マナー

鑑賞のマナーとして、写真撮影は禁止です。他のお客さんも鑑賞しているので静かに鑑賞しましょう。

また混雑した際にはお互いに譲り合って多くの人が気持ちよく鑑賞できるよう周り人への配慮をするようにしましょう。

変わったマナーとしては展覧会内でのボールペンを使う事は禁止されている場合が多いです。

展覧会でメモを取りたい方は鉛筆をご自宅から持参してもっていくようにしましょう。(展覧会の入り口で鉛筆を借りれることもあります)

 

 

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