【2021年必見!】特別展「横浜の仏像」展では横浜の仏像が大集合していた!


 やってきました!仏像展!近頃はコロナのせいで仏像を巡る機会もめっきり減ってしまいもやもやした日々を送っていましたが去年、横浜の仏像展開催をポスターで知り、今か今かとヨダレを垂らしながら待っていた仏像リンクです。。

本日はそんな横浜の仏像展さんに取材させていただくことになり緊張と胸の高鳴りを抑えて、桃さんと2人で横浜市歴史博物館に向かいました。

仏像リンクとしても、初心者の方へ関東近郊の身近な仏像をわかりやすくガイドしていく「仏像ブラ参り」などを通じて横浜の仏像を掘り下げて来ましたが、今回の展覧会は横浜の仏像が一気に集結!なんとコスパのいい展覧会だこと!(言い方)

 

場所は横浜ブルーラインのセンター北駅、駅前の観覧車が目印!観覧車に乗りたい気持ち(童心)をぐっとこらえて横浜市歴史博物館に向かいます。

徒歩8分ほどで歴史博物館に着いたー!

今回横浜市歴史博物館に訪問するのは実は2回目、前は10年近く前だったかな。この辛い10年の日々が走馬灯のように押し寄せてくるようだ。あんな自由に出かけていた日々も、コロナで出掛けられなくなり、仕事ではこき使われ、家庭でもこき使われ…あれ、なぜだろう、目から水が。。

 

さー!そんな後ろ向きな気持ちは忘却の彼方へ投げ出して、仏の極楽浄土へ向かおーっと!

入り口ではこんなご時世ですから、体温測定と自分の名前と連絡先を記帳し、感染症対策もしっかりと行われていました。

オンラインチケットについて
今回はコロナ対策の一環でオンラインチケットも販売しています。本展覧会は訪問時間で入館できる人数の制限を設けており、予約するためにはオンラインでチケットを購入することで枠を確保できるようです。ただ予約なしで訪問しても枠に余裕があれば入口で記帳することで通常通りに入館できるようです。

 

階段を上り2階にあがり、いよいよ展覧会会場です!

 

今回の展覧会では神奈川県広しと言えど横浜市のみに絞って約40体ほどの仏像が展示されています。横浜市だけでこれだけの展覧会ができるって凄いよね。

幕府が置かれ栄えた鎌倉ともちょっと違い、横浜市内の仏像って結構古い仏像がいらっしゃるんですよね。でも当然っちゃ当然ですが秘仏も多く、ブラ参りで何度か訪問のご相談をしてきましたが、これまで行く度となく撃沈してきました。。そんな仏さんがこの奥にいるんだ、と思うといても立ってもいられず、気持ちは福男に選ばれようとせんかの如く会場内になだれ込みます…!

 

展覧会の構成は基本的には時代ごとに分かれて6つのパートに分かれます。

ここでは私や桃さんが特に印象に残った仏像をご紹介していきたいと思います。

この記事は事前に許可を得て展覧会会場内および仏像を撮影させて頂いております。

向導寺 阿弥陀如来坐像

我々を最初に出迎えてくれるのはこちらの仏像。関東大震災の破損でかなり痛みはありますがそれでも定朝さんの平安後期の面影を残し、優美な存在を感じさせます。ちなみにまもなく修復されるそうです。どんな素敵な仏像に変身するのか楽しみです!

 

西方寺 菩薩立像

まるで存在自体が古木のよう。すらっとしたまっすぐなシルエットです。お寺では大吉祥菩薩と呼ばれているようですが、元々はなんの仏像だったかははっきりしておらずミステリアスな仏像だなぁ。。

證菩提寺 薬師如来立像

ずん!と一木造りの力強さが感じられる仏像です。ごっつい!が第一印象でした。仏像の細かなシルエットはおいといて大胆に仏像を表現する岡本太郎さんの作品ような雰囲気だ。

 

手のひらをよく見ると穴がぽっかり開いている、これはなかなか見たことない。なんだろう、、薬師如来の薬壺をはめる穴、だろか?

もしかして薬壺が重すぎて底抜けしたとか?んなこたないか!

 

薬王寺 薬師如来立像

まるっこくてかわいい素朴な雰囲気。でも動きが少なく、ぎこちない…特に右腕。なんでだろう?と思ってよくよくみるとおや?右手がかなり身体に近い。

これはどうやら手も含めて一本の木からできている!一木造りの完全体だ!作者の方のこの木を使いたかった!という気持ちを感じられる。

きっと思い入れのある木なんだろうな。お気に入りのジーンズがボロボロになって、でも愛したくてバッグとかにリメイクしちゃうみたいな!?

 

真福寺 菩薩立像(伝千手観音像)

平安時代の男性なの?女性なの?みたいなジェンダーがぼやっとする美しさが好きな自分にとってはかなり好みの仏像です。こちらも普段は秘仏なのでずっとお会いしたかった!

とにかく木目が美しく、おなかもくびれてるけど適度にぽっこりする妖艶なシルエット。

眉のライン、尖った口元がセクシーでずっと眺めていられる仏像さんでした。

 

医王寺薬師堂 薬師如来立像

スターウォーズのC3POのような金ピカの後補の修復もその内側から滲み出る平安前期の面影。こちらも印象的な仏像でした。

「C3PO」の画像検索結果

おそらく地元仏師さんの作なんでしょうけど、平安後期という一大ブームが興るなか、時代の流れを読みつつ自分流に解釈し表現しようとする仏師の悩みやこだわりが映し出されるかのような視点をよく感じることができました。

宝樹院 阿弥陀三尊像

中尊はキリッとさわやかなイケメン社長。脇侍はすん!って「阿弥陀さまになんのご用?」と言ってる阿弥陀如来の秘書みたいだな(笑)

 

證菩提寺 阿弥陀如来坐像

なんだろな〜上で紹介したずん!ってした薬師如来像と同じ證菩提寺の仏像なんだけどちょいと雰囲気が違う。平安後期だけど定朝っぽくない。めちゃくちゃ一流の技工派の仏師なんだろなって思いました。

真福寺 釈迦如来立像

フライヤーや図録の表紙モデルとして大活躍の清凉寺式釈迦如来立像。近くだと横浜・称名寺や鎌倉・極楽寺、目黒・大円寺などにもいらっしゃいますが、こちら真福寺の清凉寺式さんがいちばん本家(京都・清凉寺)に似てるのではないでしょうか!?さらにお顔をよーく見てみると、黒目が別材になっているのがわかります。本家と同じく“生身の釈迦”をいかに表現しようとしたか、このお像に込められた思いが伝わってきたような気がします!

太寧寺 薬師如来立像

清凉寺ヘアーで通肩の衣を着たがっしり系の薬師如来さま。清凉寺式と善光寺式が合体したスーパー生身の薬師如来さまだそうです。一目見て顔がいい!!と、思いました(笑)丸顔で張りがあって特に頬っぺたが丸っと盛り上がっています。優しい顔つきなのに顔面に迫力を感じる素敵な薬師如来さまです。

と、いくつかご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

 

普通はこれで展覧会も終わりなんですが、まだまだ楽しみは続きます。皆さんお待ちかねの物販コーナー!今回の展覧会はなんてったって図録が素晴らしい!図録の表紙見てみてください!1000年以上前のデザインですが現代のデザインにも通じる流線です!

 

 

部数に限りがありますのでお買い求めの方は是非早めにゲットしてください!なかなか現地に行けない方は通販もありますよ。

ここで紹介した仏像は展覧会の仏像のごく一部。ここではご紹介しきれていない魅力的な仏像まだまだめちゃくちゃあることを期待ください。2月からは弘明寺の鉈彫像として有名な十一面観音さんもいらっしゃいましてさらなる充実を予感させられます。(あの観音さんの背中まで見れるかな〜)

 

注目の横浜の仏像展はまだまだ始まったばかり。見どころたくさん過ぎて何度も足を運びたくなる展覧会でした!

体調には気をつけながらぜひ多くの方に訪問していただきたいと思っております~!

コロナでみんなで集まったりはできないけど自分なりの楽しみ方で仏像ライフを充実していきましょう!

それでは!

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特別展「横浜の仏像 ーしられざるみほとけたちー」

会期:2021年1月23日~3月21日

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