仏像をもっと知りたいから本で勉強をしたいけど、本屋やサイトでながめてみてもたくさんありすぎて、どれを購入したらいいかわからない!という人も多いと思います。
そんな方に向けて仏像リンクがおすすめの仏像本をセレクトしてみました。
仏像の本といっても旅行本もあれば、ぶ厚い大学教授が読むような専門書もあったりして仏像のことをあまりわからない人がいきなり難しい専門書よんでも[?]マークがついてしまうと思います。
やはり自分のレベルによって、よむべき本を変えるべきです。
今回は仏像初心者の方に向けてのおすすめ本・DVDをピックアップしてまとめてみました。
こちらを参考にぜひお気に入りの一冊をみつけてみてください。
仏像のひみつ&続仏像のひみつ
山本勉 (著)川口澄子 (イラスト)
仏像をさいきん好きになった、仏像1年生の初心者の方には、まずこちらの本をおすすめしたいと思います。
こちらの本の著者の方はとても仏像に詳しく、研究をされている先生ですが、小中学生など仏像を親子で親しんでもらえることを意識して作っていて、仏像をどのように見たらいいか、仏像の組織とはどのような組織なのか、とにかくわかりやすいことば、解説で紹介されています。
イラストもとても可愛らしく写真も豊富に掲載されています。解説本としてもいいですが、よみものとしてもわかりやすく、サクサクと読みすすめることができますので、1年生のみならず、仏像は知っていてもそれをとりまく世界・環境のことを勉強したい中級者~上級者の方も、この本を読むと意外な発見があるかもしれません。まずこの本から仏像せかいに入学されることをおすすめいたします。
ただ弱点もあって、紹介されている仏像が国立博物館などの仏像を中心に紹介されているため 、仏像そのものの詳細、日本中にどのような有名な仏像があるのかなどはカバーできていないところがあります。とはいえ1年生の人には素晴らしい一冊であることは間違いなしです。仏像に興味ある方にはぜひ一度は読んでもらいたい一冊です。
よくわかる仏像ハンドブック 単行本 江里 康慧
こちらはポケットサイズの仏像本。私は友人からもらったこのシリーズの本と上で紹介した見仏記をもって仏像旅をするようになったのが仏像好きになったきっかけです。
この本をポケットに入れてお堂の中に入っては「この仏像は忍者のポーズをしてるから大日如来だ!」とか思いながら仏像の名前を当てたり、見分け方を勉強するようにしていました。
ポケットにしのばせて、お寺にいけば、いつ仏像がやって来ても大丈夫!
仏像の基本(エイ出版社)

如来像・菩薩像・明王像・天の仏像のすべて (エイムック)

すべてシリーズ。なんといってもこの本の魅力はほとんどの仏像がカラーで掲載されており、また各シリーズそれぞれの仏像によって種類に分かれて網羅されているので情報量とビジュアルの両方をカバーできる内容。日本にはどんな仏像がいるか知りたいときにはとっておきの内容になっています。
はじめての仏教 その成立と発展 /中央公論新社/ひろさちや
仏像拝観するときには、やはり仏像の背景にある「仏教」について、ざっくりと知っているだけでも仏像から感じられること、お寺を訪問して入ってくる情報の量が圧倒的にかわっていきます。ですから、せっかくお寺にいくのであれば「仏教」についてもおおまかに知っておくことがとっても重要です!
この本はそんないままで読んだ仏教についての解説書のなかでもっとも網羅的、体系的でわかりやすい一冊でした。これ一つあれば仏教をかんたんに楽しく理解できるのでおすすめです。
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見仏記 (文庫版)
いとう せいこう (著) みうら じゅん (著)

仏像界の中で 衝撃的な革命を起こしたシリーズと言っても過言ではありません。
小学生の頃から仏像めぐりが趣味で、好きな仏像を見つけてはそれをそのお寺のパンフレットを切り抜いて仏像スクラップを作っていたみうらじゅんさん
幅広い知識とヒップホップの黎明期を牽引するなどマルチな才能を見せる、いとうせいこうさんの2人による仏像の旅行記。

みうらじゅんさんが、浄瑠璃寺の九体阿弥陀を「ロイヤルストレートフラッシュ」
新薬師寺の十二神将を「仏像メリーゴーランド状態!」など独特のポップな解釈をすれば、
いとうせいこうさんがすかさずそれにきびしいツッコミを入れる。
この2人のかけあいがとても楽しく、一緒に楽しく仏像の旅をしているかのような感覚にいざなわれます。
人によっては仏像のポップな味付けが口に合わない人もいるかもしれませんが
自分はこの本の出会いによって仏像をここまで楽しんでいいんだ!と勇気付けられました。
たくさんのシリーズが出ていますので、自分の好きなお寺や、これから訪問予定のお寺で選ぶこともできそうです。
京都仏像めぐり (たびカル)
女性向けの可愛らしい本ですが、京都の旅で見るべき仏像が凝縮されていてとてもわかりやすい内容になっています。旅の邪魔にならない本のサイズも素晴らしいところ。
掲載されている情報も小さなわりにはたくさnつまっています。こちらの本をもって京都の仏像の旅をしてみてはいかがでしょうか。
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