みなさん、岐阜県大垣市にある慈応寺って知ってます?ここでね、まるで歴史の扉を開いたかのような体験ができちゃうんですよ!
本堂に足を踏み入れると、平安時代から室町時代の仏像たちが「いらっしゃい、現代人さん!」って感じでお出迎え。
その中でも9世紀後半生まれの超レジェンド級の薬師如来坐像さんに度肝を抜かれること増間違いなし。このお方、身体に刻まれた衣紋がすごいんです。深さはマリアナ海溝級で、「もしかして、衣紋彫るの趣味なん?」って突っ込みたくなっちゃう。さらにその衣紋の中には、渦巻き模様がぐるぐる。まるで「平安時代のミステリーサークル」って言いたくなるほど。
でも冗談はさておき、この薬師如来さん、本当にすごいんです。直近で県指定文化財にも指定されて、一般民から一気に仏像界のセレブに。薬師如来の魅力を
世界に広めた東海学園大学の小野佳代さんが解説された一般公開もありました。
ご住職曰く、今後も薬師如来のお披露目会はあるかもしれないとのこと。まるで1200年前のスーパースターのファンミーティングみたい!
渦紋がゴリゴリ刻まれた平安前期の特徴満載で、自分の心をわしづかみ、そんな魅力的な薬師如来さん。まさに平安時代のブラックジャック!今回は、そんな慈応寺の歴史や見どころ、拝観方法について、歴史の扉を開く気分でご紹介しちゃいます!
さぁ、平安時代へのワンダーランド、準備はいいですか?
岐阜県大垣市の慈応寺の「木造薬師如来坐像(平安前期)」が県指定文化財に‼ 薬師像に出会い調査した時から、この日を待っていました。
直近の拝観可能日は5月18日(土)、6月8日(土)。
拝観時間10:00~17:00(16:30入堂)。
ぜひお参りくださいませ。https://t.co/zp9Cs2wHDD— 小野佳代 (@butsuzo_k) March 23, 2024
慈応寺の場所・アクセス方法
慈応寺への道のりは、大垣駅を出発点に、バスに乗って約20分の旅。「大垣市役所前」バス停で下車したら、そこからは徒歩5分。歴史あるエリアなので「おっ!これは昔の武士たちも歩いた道かもしれへんな!」なんて想像しながら歩くのも楽しいかも。
車で行く場合は、大垣駅から国道258号線を北上すること約10分。F1レーサーよろしく(もちろん、スピード違反にはご注意を!)で、あっという間に1200年前にワープ…じゃなかった、到着です。
住所:〒503-0997 岐阜県大垣市長松町820
慈応寺の拝観方法・拝観環境・料金
拝観方法
慈応寺は普段は「立ち入り禁止」とばかり固く門戸は閉ざされていて超レアなお寺なんです。通常非公開のお寺ですが、特別公開が不定期で開催しております。今後の開催は未定ではあるものの、今後も開催の可能性はあると思っております。主な公開時期・詳しい日程は公式サイトや地域の観光案内などで確認することをおすすめします。
拝観環境
さて、いざ入ってみると、そこは驚きの仏像パラダイス!本堂はこじんまりしてるのに、平安時代から室町時代の仏像たちがギュウギュウ詰め。まるで「仏像だらけの満員電車」状態です。「おいおい、仏様たちも窮屈やないか?」って心配になるくらい。でもね、この空間がすごいんです。緊張感と多幸感が同時に襲ってくるんです。「なんやそれ、お寺で興奮すんのかい!」って突っ込みたくなるかもしれませんが、まさにそうなんです!
拝観料
特別公開時の拝観料は500円ですが、高校生以下は無料です。拝観料は、貴重な仏像の保存と維持管理に使われますので、ぜひご協力ください。
慈応寺の歴史・由来
慈応寺は、平安時代に慈覚大師円仁によって創建されたと伝えられています。慈覚大師円仁は、最澄や空海と並ぶ平安時代を代表する高僧で、仏教界のレジェンド的存在です。
彼が自分で観音様(正式名:聖観世音菩薩)を彫って、それを慈応寺のご本尊として安置したのが、この慈応寺の始まりとされています。ところが、時は流れて戦国時代。慈応寺に悲劇が襲います。戦火で寺が丸焼けに!
その後、100年以上も再建されず、まるで「廃墟物件」状態。でも、1695年に転機が!寒松寺の住職堯雅法印さんが観音様のパワーを感じて、「よっしゃ、慈応寺復活させたろ!」って決意したんです。この再興により、慈応寺は再び人々の信仰を集める場所となりました。
そして最後は明治時代。政府が「神仏分離令」を出して、慈応寺が突然、遮那院と光明寺という2つの寺から仏像や仏具をもらうことになったんです。まるで「寺宝おすそ分け大作戦」みたい。こうして、慈応寺は創建、焼失、復活、拡大と、まさに「寺院サバイバル」を勝ち抜いてきて今日にいたります。
慈応寺の仏像(薬師如来像)について
慈応寺の薬師如来坐像は、なんと9世紀後半、平安時代前期に作られたと推測されるゴリゴリの一木平安仏な薬師如来像です。
この仏像、カヤ材をゴリゴリと彫り出した一木造り。つまり、木を寄せ集めて作るんじゃなくて、1本の木から彫り出すという超絶技巧なんです。まるで、ミケランジェロが「彫刻は石の中に眠っている姿を解放するだけ」と言ったように、仏師は木の中に眠る仏様を解放したんでしょうね。「木の中に仏様がおるんかい!」って突っ込みたくなりますが、当時の人々はそう信じていたんです。
高さ86.8cmと、人間で言えば小学生くらいのサイズながら、そのずっしりとした重量感といったら、まるでお相撲さんのような存在感!「小さな巨人」ってやつですね。
お顔は優しいお父さんと厳しい先生を足して2で割ったような表情。「お前、また宿題やってへんのか!」って叱られそうで、でもすぐに「まあええわ、一緒にやろか」って言ってくれそうな、そんな感じです。
注目すべきは、衣の表現。大小のひだを交互に繰り返す「翻波式衣文」の技法が用いられており、平安時代の美意識が凝縮されています。まるで、風が吹いて衣がなびいているかのような、繊細で美しい曲線が刻まれています。さらにその中にはうずを巻くまるでロールケーキの渦巻きのような模様が刻まれています。「お、腹減ってきた!」なんて思わず言いたくなるほど美味しそうな…いや、美しい曲線美なんです。
ふっくらとした体つきに宿る慈悲の心を持つ薬師如来は、私たちを病気や苦しみから救ってくれる仏様。慈応寺の薬師如来坐像は、ふっくらとした体つきで、その慈悲深い心を表現しています。まるで、私たちを包み込むような温かさを感じられます。
慈応寺の薬師如来坐像は、平安時代前期の息吹を感じられる貴重な仏像です。その穏やかな表情、美しい衣文、ふっくらとした体つきからは、私たちを救ってくれる薬師如来の慈悲深い心が伝わってきます。
慈応寺の薬師如来坐像の衣の模様に見られる「渦文(かもん)」についてご紹介します。渦文は、平安時代の仏像によく見られる、渦を巻くような美しい模様です。この模様には、一体どんな意味や特徴があるのでしょうか?一緒に見ていきましょう!
渦文ってどんな模様?
渦文は、仏像の衣のひだや襞(ひだ)に沿って彫られた、渦を巻くような曲線的な模様です。まるで、鳴門のうず潮のように衣がぐるぐると渦巻いているような、生き生きとした動きを感じさせますよね。
この渦文は、平安時代前期の仏像によく見られます。当時の仏師たちは、この渦文を使って、衣の質感や動きを表現し、仏像全体に立体感や躍動感を与えようとしていたんですね。
渦文と翻波式衣文の共演
渦文と一緒に使われることが多いのが、「翻波式衣文(ほんぱしきえもん)」という模様です。翻波式衣文は、波打つような衣文表現で、渦文と組み合わせることで、より複雑で動きのある表現が可能になります。
このコラボレーションによってまるで、風が吹いて衣が波打つ様子を表現しているようで、仏像が躍動し生きているかのような生命感を与えています。
渦文が見られる仏像

渦文は、様々な仏像に見られます。これらの仏像では、衣のひだに渦文が刻まれ、豪快で貴族的な印象を与えています。
渦文は、仏像の衣の質感や動きを表現するための重要な技法であり、特に平安時代の仏像において、その美しさと技術が際立っています。
仏像を鑑賞する際には、ぜひ衣の模様にも注目してみてください。渦文の美しさや、そこから感じられる躍動感を味わうことで、平安時代の仏像の世界をより深く楽しむことができるでしょう。
まとめ
みなさん、岐阜県大垣市の慈応寺へ訪問する心の準備はできましたか?ここは、平安時代から室町時代の仏像たちがパーティーを開いているような特別な場所!
主役は何と言っても、9世紀後半生まれのブラックジャック、薬師如来坐像さん。この御仁、身体に刻まれた衣紋がマリアナ海溝級の深さで、渦巻き模様まで!まるで「平安時代のミステリーサークル」と言いたくなるほどです。
中に入ると、そこは驚きの仏像パラダイス!こじんまりした本堂に、平安時代から室町時代の仏像たちがギュウギュウ詰め。まるで「仏像だらけの満員電車」状態です。
慈応寺の歴史も波乱万丈。創建、焼失、復活、拡大と、まさに「寺院サバイバル」を勝ち抜いてきました。
そして、主役の薬師如来坐像は、カヤ材をゴリゴリと彫り出した一木造り。小学生サイズながら、お相撲さんのような存在感!衣には「翻波式衣文」と「渦文」が施され、まるでロールケーキの渦巻きのよう。
この薬師如来さん、ふっくらとした体つきで私たちを包み込むような温かさを感じさせます。千年以上の時を超えて、「大丈夫、あんたらのこと見守っとるで」って語りかけてくれているようですね。
さあ、平安時代の美の世界へ、一緒に飛び込んでみませんか?慈応寺で、歴史の扉を開く冒険が待っていますよ!
慈応寺の拝観料金、時間、宗派、電話など
正式名称 | 金梁山慈応寺 |
宗派 | 真言宗智山派 |
住所 | 岐阜県大垣市長松町820 |
電話 | ‐ |
拝観時間 | 特別公開時のみ |
拝観料金 | 500円(高校生以下無料) |
.
.
地域タグ:岐阜県の仏像
下記バナーをクリックしてアカウントをフォローしてみてくださいね!
【地方仏めぐりおすすめの書籍】
見仏記 (文庫)|みうらじゅん&いとうせいこう
新TV見仏記
地方仏を歩く|丸山尚一
【各エリアのおすすめ仏像本】
■東北エリア
図説 みちのく古仏紀行
■関東エリア
東京近郊仏像めぐり
■東海エリア
東海美仏散歩 愛知・岐阜・三重
■関西エリア


















