岡山県真庭市|勇山寺(いさやまじ)/不動三尊像(不動明王坐像・制多迦童子・矜羯羅童子)


岡山県の北部、真庭市の南側。岡山自動車道と中国自動車道と岡山自動車道が交わる「道の駅 醍醐の里」 のすぐ近くにある勇山寺(いさやまじ)へ数年ぶりに尋ねた 。2年ほど前にも尋ねる機会はあったものの その日のスケジュールが押してしまって訪ねることができなかった。

鹿田の集落の入り口にある勇山寺は真言宗の寺院。御住職が晋山式を終えて約1年経過し、また新たなスタートを切ったお寺です。

 

晋山式に際して本尊の薬師如来が期間限定でご開帳されていたのだったが、残念ながらそのタイミングはスケジュールが合わず伺うことができなかった。

晋山式を記念して、お寺の隣には元々田んぼだったところに大きな駐車場ができており、そちらに車を停め、本堂の方に向かう。

ただ前回の訪問と同じくご住職とは予定が合わず、地元の副総代長の方が我々を迎えてくださり「時間ぴったりに来たね」と明るい声で迎えていただいた。

 

 

世話役の方の引率のもと庫裏の居間を通って国の重要文化財である不動明王が祀られる収蔵庫の厚い扉を開けてくださると、中から大きな不動三尊象が現れた。

 

 

中尊の不動明王は座像にもかかわらず180 cmを超え、なぜこれほどまでに大きな不動明王がこんな岡山の片田舎にいらっしゃるのだろうと不思議でしかない。不動明王は檜一木造り10世紀制作だと考えられている。

私は最初、本で制多迦童子の得も言われぬポージングに惹かれて、この勇山寺へ赴いたのだが時間がない中、バタバタと拝観をしたものの、制多伽童子以上に中央の不動明王の大きさとその威厳に度肝を抜かれたのが前回の訪問だった。

 

今回は友人を連れて訪問をしたのですが 前回の訪問よりも時間に余裕があったせいか、かなり落ち着いて拝観することができました。

不動明王の全体的には丸みを帯びていて 平面的に 不動明王を拝むというよりもいかなる方角からも 不動明王像をしっかり拝観できるように配慮されたものなのではないだろうか。

 

こんな田舎にこれだけの不動明王があるというのは大変驚きである。東京日野の高幡不動、金剛寺の不動明王坐像や、京都東寺の不動明王坐像、また東福寺の塔頭である同聚院の不動明王坐像などよりすぐりの不動明王に匹敵するほどの素晴らしさをこの仏像には感じることができる。

 

 

世話役の方は我々の訪問をとても喜んで頂き是非ともまた来ていただきたいと、嬉しいお言葉をいただけた。また近く拝観させていただきたいと強く思う。檀家さんの数も決して多くはない中で、これだけの仏像を管理・維持していくのはとても大変だとは思うが、素晴らしい不動明王であることは間違いないので、多くの方に知っていただきたいと思う。

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この日の夜は岡山市内に戻り 会社の後輩から勧められた「とりそば太田」のラーメンを頂いた。ラーメンなのに細切りのキャベツや山椒の香りがして、ここでしか食べることができない一杯をいただいた。やはり岡山は楽しい。

 

 

勇山寺の拝観料金、時間、宗派、電話など

 

正式名称

大寺山勇山寺

宗派

高野山真言宗

住所

岡山県真庭郡落合町鹿田482

電話

0867-52-0454

拝観時間・料金

拝観は事前連絡

拝観料:志納

 

地図