川崎市にある法雲寺の阿弥陀如来像が涅槃会で御開帳があると知り川崎市の麻生区に行ってきた。
駅に注意!入り組む道に注意!
最寄り駅は百合ヶ丘駅。すぐ隣に新百合ヶ丘駅がありますが、「新」はつきませんのでご注意を。ただ気をつけなければならないのは、駅を降りたあともつづくです。駅の北側を山に向かって登っていくのですが、その道はとても狭く入り組んでいて、枝のように分かれる道が方向感覚を失わせます。
スマートフォンの地図とにらめっこしながら、ただそれでも尚道を間違えつつ、山に向かって進んでいくとちょうど山を登りきった辺りにお寺の屋根と思しき建物が遠くに見えてきた。そこから3分ほど歩いて山門に到着した。
曹洞宗法雲寺に到着!
法雲寺は曹洞宗の寺院で、門の中に入ると大きな木々が立ち並び、とても清潔ないかにも禅宗の寺院だなぁという雰囲気。境内に入るとまず半跏像の延命地蔵尊がお迎え、その脇を通って本堂の中へ入っていく。
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本堂の前にはご開帳の看板が立てられていた。実は事前に連絡することもなく訪問してしまったので実際ご開帳がされているのかややヒヤヒヤしていた。しかし無事に御開帳法要がされていることがわかり安堵した。しかし本堂の中に入るとご住職と檀家さんの方々により片付けの準備に入っており、危うくを御開帳を逃しかけていたことがわかった。
本堂の中はストーブが煌々と焚かれており、とても暖かかった。本堂の中央には阿弥陀如来が祀られている。檀家の方によると普段は幕が降ろされており
その幕を上げることでご開帳になっているのだという。
阿弥陀如来坐像とご対面!
阿弥陀如来は典型的な定朝様の作風を見せており、教科書的な模範的な仏像という印象を受けた。本尊の阿弥陀如来は右手を上げて手のひらを正面に向ける。左手は膝の上で手のひらを上に向けて上品下生の来迎印をむすぶ。
事前に見ていた阿弥陀如来の写真では金泥の厚化粧をしていたけれども実際に仏像に対峙してみると茶褐色の肌を見せ、古い様式が再現されていた。どうやら調べてみると近年に美術院に修理に出されており、おそらくその際に金色の彩色は落とされたのだと思った。
午後1時から御詠歌そして古い御札のお焚き上げが始まり、午後2時からに法要が始まりご本尊の阿弥陀如来がご開帳となるそうだ。
「次は花まつりがあるからまた遊びに来てね」と檀家の方から明るく話しかけられ、とても気持ちの良いお参りをすることができた。
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法雲寺の拝観料金、時間、宗派、電話など
正式名称 |
高石山 法雲寺 |
宗派 |
曹洞宗 |
住所 |
〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石2丁目6−1 |
電話 |
044-966-5285 |
拝観時間 |
阿弥陀如来像の御開帳は毎年2月15日の14時~16時ころ |
拝観料金 |
志納 |
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