みなさん、「養老乃瀧」って聞くと、某居酒屋チェーンを思い浮かべる人も多いはず。「ああ、あそこの焼き鳥美味しいわ~」なんて。でも今日ご紹介するのは、そんな酔っ払いの聖地じゃありません!岐阜県養老郡養老町にある「養老寺」です。
「えっ、お寺?酒が飲めへんの?」なんて思わないでください。ここには、お酒よりもっと素敵な心酔える場所がありますよ。
養老寺は、奈良時代にまで遡る歴史を持つ由緒正しいお寺。養老公園の中にあって、あの有名な養老の滝のすぐそば。「養老孝子伝説」という、親孝行にまつわる心温まる物語とも深く結びついているんです。
ここのメインは、国の重要文化財に指定されている「十一面千手観音立像」!これがすごいんです。
1300年以上もの間、人々の祈りと共に歴史を刻んできた養老寺。ここを訪れれば、きっとあなたも歴史の一部になれる気がしますよ。「養老乃瀧」で酔うのもいいけど、養老寺で心酔してみるのはいかがでしょうか?
岐阜県養老町の養老寺。
先日岐阜へ行った際、何の連絡もせずに養老寺に立ち寄った。お願いしてみたところ、収蔵庫を開けてもらえて、うれしくも千手観音立像(国重文)を拝観できた。鎌倉時代初期作と説明書きにあったけれど、平安後期の像のようだ。仏像の写真は町のHPから。 pic.twitter.com/FKLoo5cSau— 小野佳代 (@butsuzo_k) April 21, 2022
岐阜県仏像シリーズ
養老町 養老寺
千手観音立像 平安時代 国重文
(特別に許可を頂き撮影)
像高92cmのスリムな平安仏で脇手は短くコンパクト。
近くでよく見ると裾や脇には盛り上げ彩色のような柄も残っている。
横には60cm位の手の無い如来像があり平安時代ぽい。
不動堂には秘仏の不動明王立像。 pic.twitter.com/7BYF5Zjx3S— ぶちゅぞう (@9vbkXWhFWqqhkSz) June 16, 2022
養老寺の場所・アクセス方法

養老寺は、岐阜県養老郡養老町の養老公園内に位置していて、住所は〒503-1254
岐阜県養老郡養老町養老公園です。あの有名な養老の滝がある、自然豊かな養老公園の中に、ひっそりと佇んでいるんですね。
最寄り駅は養老鉄道の養老駅。岐阜県の大垣駅か三重県の桑名駅から養老鉄道に乗り、養老駅で降りたら、そこから徒歩約20分。
ちょっと坂道が続くけど、「運動不足解消じゃ~!」って自分に言い聞かせながら歩けば、あっという間に到着!
車なら、養老公園内の駐車場に停められます。お寺のすぐ横だから、楽チンです!
ちなみに、レンタサイクルもあるから、風を感じながらサイクリングも楽しそう!時間に余裕がない人は、タクシーや土日祝日運行の無料シャトルバスも便利ですよ。
養老の滝は駅からほぼ真西に約2キロ、歩いて30分ほどの場所にあります。養老公園内には、子どもが喜びそうな遊具施設やキャンプセンターもあるから、養老寺と合わせて一日中楽しめちゃいますね!
体力や時間に合わせたアクセス方法を選んで、自分だけの養老寺参拝を楽しんでください!
養老寺の拝観方法・拝観環境・料金

さきほども紹介したように養老寺は、岐阜県養老郡養老町の養老公園にある、緑いっぱいの癒やしスポットなお寺です。長生きしたい!と願う人々が、日々お参りに訪れているんだとか。西美濃三十三霊場という、歴史に名を刻む33のお寺の、25番目としても有名なんです。養老寺の見どころは、貴重な仏像たちが安置されている宝物殿。「え、お宝いっぱいあるの?ドキドキする~!」って気分で入ってみると…
国の重要文化財「十一面千手観音立像」がお出迎え!十一面千手観音立像は、たくさんの手で優しく包み込んでくれるような、慈悲深いオーラがすごいんです。まるで「頑張りや~
あなたは一人ちゃうで~」と語りかけてくれているよう。

「観音様、ありがとうございます(涙)」と、思わず涙腺崩壊!養老寺周辺は自然も豊かで、あの有名な養老の滝や、こんこんと湧き出す菊水泉など、見どころも満載!
春は華やかな桜、秋は燃えるような紅葉と、四季折々の絶景も楽しめます。ちなみに拝観料は、気持ちの志納を管理者の方や賽銭箱にいれましょう。
養老寺の歴史・由来

養老寺の歴史はなんと奈良時代まで遡るというから驚き!「そんな昔からあるん!?」と驚いちゃいますね!
養老寺の始まりは、715年から724年にかけての元正天皇の時代。養老の滝の水が、なんとおいしいお酒に変わっちゃった!という「養老孝子伝説」にまつわるお寺なんです。
この伝説、親孝行の大切さを伝えるお話として、語り継がれてきたんだとか。養老寺は、この心温まるお話と深く結びついているんです。
717年、元正天皇がこの伝説の養老の滝を訪れ、温泉で体を洗ったら、あら不思議!体の調子が良くなっちゃったんだそう。「これはすごい!まさに老いを養う水だ!」と、天皇は大喜び!そして、その年から年号を「養老」に改めちゃったんです!
さらに、全国80歳以上の人々に位をあげたり、親孝行な人や立派な行いをした女性を表彰したりと、大盤振る舞い!「天皇、太っ腹~!」って感じです。
そして養老2年(718年)には、7つの建物を建てるようにと天皇から命令が下され、「滝寿山元正院養老寺」と名付けられました。さらに、「滝を守りなさい」とばかりに、「滝守護不動明王」を天皇からプレゼント!広大な土地や税金の一部を納める権利までもらっちゃいました!
そして源丞内がお寺の初代住職に任命され、天皇のご加護を祈り続ける勅願所となったのです。
その後、戦乱や災害で何度か焼けてしまった養老寺ですが、その度に人々の力で再建され、現在まで大切に守られてきました。1300年以上もの間、人々に愛され続ける養老寺。
これからも、この美しい自然の中で、人々の祈りと共に歴史を刻んでいくことでしょう。
養老寺の仏像(千手観音立像)について

養老寺のご本尊である十一面千手観音立像は、国の重要文化財に指定されている、大変貴重な仏像です。
この観音様、なんと頭には11の顔、そして手がいっぱい!「え、顔11個もあるの?多すぎない?しかも千本も手があったら、収納場所に困りそう…」なんて、つい現代的な悩みをぶつけてしまいそうですが、そこは冷静に。
11の顔は、私たちをあらゆる方向から見守り、どんな苦しみからも救ってくれるという意味が込められているんだそう。たくさんの手は、それぞれに宝物を持ち、人々を救うパワーの象徴なんです!

像高は約92cmと、意外とコンパクト。「あれ?思ったより大きくないな」と感じちゃうかも。私も訪問したときはもともと写真で見ていたので、そのギャップに驚きました。
この観音様、寄木造という技法で作られているんですが、これはプラモデルのように複数の木材を組み合わせて作る方法のこと。だから、長い年月が経っても、木が反ったり割れたりしにくいんです。「昔の人の技術って、すごいなぁ!」と、改めて感心してしまいますね。

お顔は、とっても穏やかで優しい表情。まるで、私たち一人ひとりの話を聞いて、「大丈夫だよ」とそっと寄り添ってくれているかのようです。
鎌倉時代初期に作られたもので、長い歴史の中で傷みもありましたが、修復されながら大切に守られてきました。戦火から逃れるため、滝の奥深くに隠されていたこともあったんだとか。「まるで冒険映画みたい!ロマンを感じるなぁ~」。
像高:約92cm
材質:寄木造(複数の木材を組み合わせて作る方法)
制作年代:鎌倉時代初期
まとめ

今日ご紹介したのは、岐阜県養老郡養老町にある「養老寺」というお寺でした!この寺、奈良時代から存在する超レジェンド寺院なんです。
養老公園の中にあって、あの有名な養老の滝のすぐそば。まるでお寺と滝がおしゃべりしているような位置関係です。寺の起源は「養老孝子伝説」という親孝行物語と深い縁があり、717年に元正天皇が「ここええとこやな~」って訪れたのがきっかけで建てられました。寺のスーパースター的存在の「十一面千手観音立像」。国の重要文化財に指定されている超VIPな仏像です。
鎌倉時代初期に作られたこの観音様、なんと11個の顔と千本の手を持っているんです!「観音様、そんなに手があったら洗うの大変やで~」って言いたくなりますが、これは人々を見守り救う力の象徴なんです。
高さ92cmの寄木造で、まるでプラモデルのように複数の木材を組み合わせて作られています。アクセスは養老鉄道の養老駅から徒歩20分。沿道の自然を楽しめば、あっという間ですよ。
車で行く場合は養老公園内の駐車場が便利です。拝観料は気持ちの志納を収めましょう。
周辺は自然の宝庫で、養老の滝や菊水泉など、インスタ映えスポットが盛りだくさん。春には桜、秋には紅葉と、四季折々の絶景ショーも開催中。1300年以上もの間、人々の祈りと共に歩んできた養老寺。その穏やかな雰囲気は、まるでタイムスリップしたかのような不思議な感動を与えてくれます。
歴史好きもそうでない人も、養老寺の歴史に浸っていただきたいと思います。
養老寺の拝観料金、時間、宗派、電話など
正式名称 | 滝寿山 養老寺 |
宗派 | 真宗大谷派 |
住所 | 岐阜県養老郡養老町養老公園1276-1 |
電話 | 0584-32-1021 |
拝観時間 | 事前予約(近年は特定の開帳日のみとの噂も…) |
拝観料金 | 志納 |
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