先日開催した仏像リンクのオフ会「寺ベルin茨城」の様子をご紹介します!過去にも何度か茨城県内の仏像を訪れましたが、今回は特に茨城県の中部を中心に巡りました。
個人的には、毎年冬に茨城県を訪れて大洗漁港であんこう鍋を食べるのが恒例となっていますが、今回は仏像に焦点を当て、みんなで楽しく探索しました。
#寺ベル in初夏の茨城県
今回も楽しい1日をありがとうございました!あっという間の、
5つのお参り&ランチでした😆みなさまといろいろおしゃべりしながらのお参りは、ほんとにリンクならではのプライスレスな時間です
ああ次回も期待でわくわくします🎵 pic.twitter.com/E8Q83lZBbJ
— なる (@sWVwF1oz8Q8i9QR) May 25, 2024
5年ぶりに仏像リンクの稀仏拝観ツアー #寺ベル in 茨城 に参加してきました。頭上の化仏がバラエティに富んだ地元に愛される十一面観音。衣があまりにも美しく残された聖徳太子像、凛々しいお顔の大日如来像等貴重な仏様との出会いに大満足です。そしてしばらく離れていたご開帳参加欲が高まりました。 pic.twitter.com/g5SyXEjJiP
— ちゃぱ (@chapa_env) May 25, 2024
東京駅より出発!
東京駅丸の内ビルディング前に集合し、バスで出発しました。皆さん、朝から元気いっぱいで、これからの仏像巡りに胸を躍らせていました。
今日は寺ベル参加〜。仲間たちと茨城の仏像を巡ります。 #寺ベル pic.twitter.com/EdiwGC0DWM
— ソゾタケ (@butszo) May 24, 2024
今日は茨城県の秘仏地方仏巡りツアーです🚎
向かう道中も楽しき🌟 pic.twitter.com/IYnc37oHVF— YOKAI (@ROBOAYU) May 25, 2024
田島十一面金剛院観音堂/十一面観音坐像

最初の訪問地は、石岡市にある田島十一面金剛院観音堂です。ここには鎌倉時代の十一面観音坐像が安置されています。公民館で管理人さんに出迎えていただき、みんなで歩いてお堂へ!
お堂の中に入り十一面観音と対峙!

その穏やかな表情と細部まで丁寧に彫られた造形美で、参加者全員を魅了しました。像高83.0cmで、寄木造(檜材)、玉眼、漆箔の技法が用いられています。
特に、髻上に仏面、頭上面11面を付けますが、その中には普段見かけない地蔵菩薩の姿が!!
江戸時代の記録によれば、本院の近くにあった田島台の三面寺本尊を移したものであり、鎌倉時代を代表する表現がみられました。
普段は毎年2日のみの公開となっていて、今回は非常に貴重な機会でした。
金剛院(茨城県石岡市田島)
十一面観音菩薩坐像
像高113cm
天台宗回向山三面寺(廃寺)の本尊だった。厳粛なお姿にひれ伏したくなります。平成17年に修復。翌年、県指定文化財に #仏像 #寺ベル #十一面観音さま大好き pic.twitter.com/GDi4tWWQzS— はらぺこヒヨドリ (@hphiyodori) May 25, 2024
円福寺/木造 阿弥陀如来坐像・木造 阿弥陀如来三尊像

次に訪れたのは茨城町にある円福寺です。藤原時代から鎌倉時代にかけて作られた木造の阿弥陀如来坐像と阿弥陀如来三尊像が見どころです。
阿弥陀如来坐像は、寄木造、漆箔で像高84.3cmの穏やかな定朝様の如来像です。阿弥陀如来三尊像は、中尊阿弥陀如来と両脇侍の立像で、檜材の一木造、彫眼が特徴です。

中尊像内には徳治2年(1307)の造立銘札があり、制作年代がわかっています。
これらの仏像は、もともとはそれぞれ異なった場所からこの円福寺に来ているとご住職から伺い、数奇な運命でこの地に集まってきたことを想像しました。
午前中2番目の円福寺。青もみじが美しい。照手姫と小栗判官の臨終のお寺らしい。阿弥陀三尊はパンフの写真。#寺ベル pic.twitter.com/moNn3p57Ei
— Sofvot (@sofvot) May 25, 2024
弐寺目は円福寺🌳
バスは座礁寸前だった坂の先にある結構立派なお寺です。ここには藤原鎌倉時代のスリムな木造阿弥陀如来坐像と本堂には少し大きめの木造阿弥陀如来三尊像がいらっしゃいました🌟#寺ベル茨城 pic.twitter.com/kFM2NdoKVG— YOKAI (@ROBOAYU) May 25, 2024
うどん釜めし さぬき

昼食は、うどん釜めしさぬきで鯛の釜飯をいただきました!しょうがの香りがふわっと漂って満足感で満たされました。そして、美味しい食事と共に、参加者同士の交流も深まりました。
さて待望のお昼は🌟
うどん釜めし さぬきにて
地元茨城県産の新鮮な食材を使用した
鯛釜飯でした🐡✨←フグ! pic.twitter.com/YYa5iWI7fR— YOKAI (@ROBOAYU) May 25, 2024
善重寺/木造 聖徳太子立像

午後の最初の訪問地は善重寺です。ここには鎌倉時代の聖徳太子立像があり、その力強い存在感と細部にわたる精緻な彫刻に感動しました。
長年秘仏となっていたためか色彩が綺麗に残っており、綺羅びやかな姿を見せてくれました。
寄木造、玉眼嵌入、彩色で像高132.5cmです。

徳川光圀が寄進したこの像は、16歳の孝養太子の姿を表しており、華麗な彩色や細緻な彫刻が見どころです。
聖徳太子像にこんなに心惹かれるとは。実際にお会いしないと分からないものだなぁ。この看板とは印象違うし。 #寺ベル pic.twitter.com/8dXucpQG0l
— かこ (@Kako_cafe) May 25, 2024
善重寺(茨城県水戸市)
聖徳太子孝養像
秘仏だったため色彩がきれいに残る。袍の上に袈裟を重ね、右手に尺、左手に柄香炉を持つ孝養像。若々しく理知的。
昨春の京博の親鸞展等でお会いしていたが、側面観がこれほど美しいとは気がつかなかった。
ご説明くださったお寺様に感謝 #仏像 #寺ベル pic.twitter.com/T0GOs3LNGt— はらぺこヒヨドリ (@hphiyodori) May 25, 2024
吉沼観音堂/阿弥陀如来立像

次に訪れたのは吉沼観音堂で、阿弥陀如来立像を拝観しました。中世には「光明山観音院」と呼ばれた名刹で、現在は観音堂のみが残っています。お堂に到着してみると近所の方々がたくさん集っていただき、我々の訪問を出迎えていただきました。
木造の阿弥陀如来立像は、寄木造、彫眼、漆箔で像高97.5cmです。この仏像は平安時代末の如来立像の特色をよく示しており、その穏やかな表情が印象的でした。

宝幢院/大日如来坐像

最後に訪れたのは宝幢院です。ここには平安時代後期の大日如来坐像が安置されています。像高95cmで、体内背面部には徳川光圀公の銘が刻まれています。特に、衣の着こなしや螺髻の美しさが印象的でした。

今日最後の拝観、宝幢院
良い雰囲気の入り口。
ご本尊は絶対秘仏。
大日様は綺麗に修復されてます。
仏様を拝ませてくれた上にお茶と冊子をいただきました。#寺ベル pic.twitter.com/erBgQVNfLd— Sofvot (@sofvot) May 25, 2024
帰り道は大渋滞に巻き込まれたものの到着予定時間よりも5分遅れるくらいに留めることができ、無事に東京駅に到着し、解散となりました。
心地よい疲れと共に、充実した一日を振り返りながら帰路につきました。 今回のオフ会は、水戸を中心とした仏像の美しさと歴史を堪能する機会となりました。
参加者の皆さんも楽しそうな表情が思い浮かばれます!
本日は茨城仏旅!
田島十一面金剛院観音堂→ 円福寺→ 釜飯ランチ→善重寺→ 吉沼観音堂→ 宝幢院
今回も仏像リンクパワーで素敵な仏様達をお参りできました🙏
印象深かったのは
化仏に様々な仏様大集合の田島十一面観音様
彩色が鮮明!善重寺の聖徳太子孝養像#寺ベル#仏像 pic.twitter.com/Ylmss376Wj— kae (@kae_spe) May 25, 2024
昨日は半年ぶりに #寺ベル に参加しました。楽しい1日をありがとうございました。
2日前に固形物を一切受け付けられなくなりました。逆流性食道炎だと思います。前日に少し食べられるようになりなんとか参加できました。仏様や仏友様にお会いして食欲が戻りました。仏パワーです😃右は過去写真です pic.twitter.com/b1Rr2cdRym— もぐじ (@chibiosa1) May 25, 2024
本日のアウトテイクです📸
今日お話できた方、出来なかった方も含めてありがとうございました🌟
とっても楽しい一日でした❣️
いやーオフ会って本当にいいものですね✨
それでは次回まで、サヨナラサヨナラサヨナラ👋
なんか混ざってますが。(^_^;)💦 pic.twitter.com/MZnkDg8SBn— YOKAI (@ROBOAYU) May 25, 2024
仏像リンクでは、今後もこのような交流の場で仏像好きな方々と楽しい時間を過ごしていきたいと思っておりますし、WEBの中でも仏像の魅力を広めていきたいと考えています。
次回のオフ会もお楽しみに!
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